「結婚」に求める関係性

久しぶりのブログとなりました。
大規模で見直しをしていたら、春を越え初夏に、、
とはいえ、室内はまだひんやりとしていて、自然に入る風が心地いい感じ頃ですね。
この空白の時間は、ウエディングのこと、家族のこと、リヒトのこと、これまでに出会えた人、これから出会える人..etc..
まとめると、人のことについて沢山思考も想いも巡らせたように思います。

結婚をしてもしなくても楽しく生きていける、またそれを選べるようになった時代に、「結婚をする」ということの意味というか、どうしてなんだろう?と。今回はアダムとイブ・日本武尊あたりは素早く通過させて頂き(笑)「結婚」の横の歴史を見ていて浮かび上がってきたのは『関係性』

◎暗黙の了解の関係性:〜平安時代

◎条件を満たす制度の関係性:〜江戸時代

◎家族繁栄の関係性:〜昭和時代

◎共存共栄の関係性:〜現代

簡潔にまとめると、このように進化して来たように捉えています。
好きだから会う。男性が行き来する、来なくなって別れ。とても自由な恋愛をしていた古代の人々。この時代は自給自足の生活だったから、男性にあまり多くのこと求めていなかったのかもしれません。
徐々に「戦のため」「お世継ぎのため」「家族繁栄のため」社会的地位や政治・制度によって、結婚する意味やお互いに求めるものの価値観も変わり、いつしか「結婚」は人生の大きな節目という認識になったように思います。
生き方を自由に選べるようになったこの現代の結婚は、それぞれが自由に2人の関係性を決めることが出来るようになり、意味も理由も本当に様々。結婚をしないことも立派な選択肢です。それゆえに迷いが生じてしまうことも事実ですが、人間らしくて日本人らしい葛藤。島国で価値観は違えど、みんなで繁栄させてきた国をどう豊かにしていくのか?「共存共栄」を考える。結婚は大きな存在だと思います。

 

結婚の歴史の名残で1番はっきりと見えるものがあります。「衣装」です。
日本では和装:打掛・引き振袖が婚礼衣装として現在も用いられていますよね。
打掛の歴史は室町時代の上級階級族が、小袖(着物)の上に防寒着として打ち掛けたことが始まり。白は光や潔白を連想させ、白無垢が主流。以降、色打掛が誕生し、鶴や牡丹、花車の絵柄を織や金箔を使い、その時代に合わせて高級な美術・芸術が表現されてきました。
引き振袖は、元々武家族が嫁入りの際、着こなした婚礼衣装だと言われています。なので引き振袖は帯の結び方1つにも意味があり、嫁入りするまでに他の者に襲われた際は、身に着けている懐剣で戦いやすいよう帯結びは左側を高く、右下を低く、最悪の場合は命を絶つ。
というような、見て知れば当時のことが自然と想像できてしまう、結婚の時代背景のヒントが散りばめられていたりします。

 

ウエディングドレスでもそうです。刺繍や宝石などで飾られ階級を示す、貴族などの特級階級の花嫁が着たことが始まり。次第に宗派の価値観から、肌の露出を控えるため、ベール・ロンググローブ・ロングスカートに変化していきました。
私としては、特にスカート部分の動きやすいか?どうかが、花嫁への価値観が出ているとも感じています。スカートのボリュームが大きければ大きいほど動きにくいので、女性はあまり自分で動かず生活をしていたことも意味しているのでは・・?などなど。
現代はオシャレ重視・好み重視に見えつつも、今も引き継がれていると見ています。

先程も言いましたが、本当に現代は自由で様々です。衣装を見ればわかりやすいように、どんな関係性であるのか?お互いがどんな役割を果たしていくのか?
自由で多様性だと言われているからこそ、好きな人との関係性を確かめ合い続けることって大事なのではないでしょうか。
ウエディングフォトや結婚式はその答えが反映される、反映することが出来る1つで、今後早ければ10年後には時代背景を感じる歴史物になっているかもしれません。

ゲスト様よりメッセージ

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