【解説】手の形の作り方

StaffStory

少し間が空きましたが、、💦
今回はポージングの時にきっと役立つ、基本的な手の形の作り方を解説してみようと思います。

 

前回、上半身のポージングのお話を致しましたが、この時に印象を大きく変えるのが手の形なのですが、またこれが結構難しいのです。
何が難しいかというのは、とにかく手の力を抜くこと。完全に力が入っていない状態なんてことはありえないですが、極力力が抜けているほうが、綺麗に形が決まるんですね。
度々出る話ですが私は昔バレエをしていたので、この手の形も色んな方や色んな方やたくさん見てきて、やっても来ました。“指先にまで神経を!”そう先生から言われて意識をしてやっているつもりでも、案外ほったらかしになってしまいます(汗)だから、発表会などの写真を見ると“あっちゃー”日頃がしっかりと出ていました。

手の先まで日頃の癖が出ます。パソコンをよくする方なら親指が外(パーの状態)に出やすかったり、スマホをよくされている方なら小指が離れやすかったり。これは、力が入りやすい部分(いつも力が入っているところ)ということなんですね。その癖が、ポージングの時に緊張状態で尚且つあまり意識できない部分として、はっきり表れるのです。
その癖が出て悪いわけではありませんが、同じなら綺麗に美しく撮りたいですよね。女性なら特に、しなやかさを表現できる部分です。なので、なるべくその癖を簡単に修正出来るように、お伝えさせて頂きます。

 

まず、この基本形に一度思うように形を作って見てくださいね。

 

いかがでしょうか?案外さっと出来ましたか?

では、リヒト流、手の形の作り方です。
1.まず手首を振ってみましょう。
適当でいいです!ぶらぶら~っと。で、適当に止める(笑)
そしたら、指先の力が抜けていませんか?
その状態で、癖がわかったりするのです。さっき書いたみたいに、よく使っている指・箇所は外に向いていたり、離れていたり、内側に入っていたり。
その癖を解放する方法もあるのですが、、ここでは飛ばします。
では次、

2.手でキツネさんを作ります。

3.小指側の耳を下ろします。

4.親指の口を手の平(第4関節)まで奥に引きます。

5.人差し指の耳を軽く下ろします。

これで指先の形は完成です!

あとは、両手をお腹当たりに持って来てあげると出来上がりです。

この時、特に手首の力を抜くことがポイントです。手首が上がり、指先の穂が下へ下へ向くと、オバケ~👻の形に(笑)

 

それから、手の高さは、ドレスのスカートのボリューム・お着物によって変わってきますが、上目になると可愛らしさ、愛らしさが出やすく、下目になると落ち着き感、貫禄が出やすいです。

どう見せたいか?どう感じてもらいたいのか?という印象の部分によって、その高さも変わってくると思います。

 

 

あと、これは癖と手の位置について関連することなのですが、日頃からついついやりがちなポージング。
お手洗い我慢してる?ポーズ(笑)

悪いわけではないですが、婚礼時にはちょっと気を付けておきたいところかもしれません。婚礼衣装にこのポージングは、あまり似合わない(笑)
お着物を着るとやってしまいがちですが、同じポーズを組むのなら、帯締めに片手添えて、もう片手はそのまま下ろす。それだけで、お上品さも出ます。
\ 決して、帯締めを握らないように~ /お祭り感が出ちゃいます(笑)

 

基本的なポージングをお伝えしていますが、この基本的なものは、リヒトでは初めだけ撮ってその後はあまり使いません。というのは、面白くないからという思いもありますが、ウェディングフォトの良さは「自由であること」だと思うからです。私たちは個人サロンで、決まりもあってないようなもの。だから、危険や明らかにおかしなことではなければ、おふたりのご希望を叶えたいと思っています。たった1枚、されど1枚写真だから出来ることがある。

その1枚がきちっとした姿のお写真だとするならば、この基礎も決して外せない。婚礼時だけに限らず、日常でもよく遭遇する場面。
だから、さっとすっと綺麗に決まるように、お伝えすることが伝わるように、常々考えています。

ゲスト様よりメッセージ

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