【御礼】ハンドメイドマルシェで教わったこと

StaffStory


12月6〜8日に開催致しましたハンドメイドマルシェ、無事に終了致しました。


この冬一番の寒さの中ではございましたが、ご来店ご購入頂きまして、とても嬉しく思います。誠にありがとうございました!そして、ご出品下さった作家さん、この度は大変お世話になり、ありがとうございました。
8月に開催したマルシェより、作家さんの人数も作品数も増えた今回のマルシェ。
レベルの高い作品が並び、どうディスプレイさせていただこうか、、と、前日は徹夜での作業になりました。






作り手のこだわり


リヒトのマルシェはまだ2回目ですが、こだわりはあります。



ご来店下さったお客様が、お買い物はもちろん、作品を思う存分楽しんで頂ける空間(環境)作り。
ご出品下さった作家さんの作品を、いかにして魅せることが出来るか?
また、出品してよかった!楽しかった!と思えるマルシェにすること。
個人店だからこそ出来ること。

そんなことを考えながら、マルシェ最終日には少しだけディスプレイを変えたりと、最後の最後まで大事に過ごしたつもりです。 ・・・って、とてもじゃないけど理想には程遠く、お客様にも作家さんにも、たくさんのご迷惑をおかけしてしまいましたが、、。



いつも思っていることなのですが、こだわりはどこまで「こだわっている」と言っていいのか、正直迷います。
非常に便利な言葉だから。
こだわりを表現すること・解説することは必要だと思いますし、そこが面白いところなのですが、その表現を「こだわっている」だけでは、あまりにも単調的で、且つ、それっぽく見せることも出来てしまうんですよね。
↑自戒を込めて、言っております。

「こだわっている」と言わずして、売れる人の作品は売れるし、大型のショッピングモールじゃなくても、ネットでの個人店でも。その違いは何なのか?
少々乱暴にまとめると、「タイミング」なのではないかな?と今回のマルシェで感じました。


人様のお役に立てるまたそのタイミングを迎えるまで、こだわりとプライドを持ち制作する。「人事を尽して天命を待つ」
作家さんのプロ意識は常にここに向いていて。“買ってもらって嬉しい!!”止まりではなく“使ってもらって嬉しい!!”が本望であると。
またお客様の“いいのを見つけた!!”から、“いいのを買えてよかった!!”と生活に馴染むところまで、私達リヒトは作家さんとお客様を繋ぐことがお役目。
私たちは販売させて頂いている立場としてまだまだ未熟ですが、タイミングの橋渡しする空間、時間、人物を細部に渡り常に微調整してくことへの「こだわり」をこれからも怠ってはいけないと思っています。



リヒトって何屋さん?

今回、よく耳にした言葉“ここはいつもやってるの?” “ここは雑貨屋さんなの?”
サンキューレターにも書かせていただきましたが、リヒトは写真屋さんです。笑
フォトスタジオです!!笑
知らずにお帰りになられている方もいらっしゃるかもしれませんので、もう一度言います。

フォトスタジオですよ〜!!笑



堺市鳳にある小さなハウスフォトスタジオですが、そのこじんまりと。が、私個人的にはお気に入りです。2階でいても、頑張って少し大きな声で話せば、1階でも何か言っていることは伝わります(笑)でも、さすがにゲスト様がお越し下さっている時に、大声を出すわけにはいきませんので、一丁前にインカムを導入しようかと随分と前からスタッフで検討中。インカムで話していたら、“ついに~!!”と言ってあげて下さい(笑)


リヒトはフォトスタジオっぽくないかもしれません。ロールブラインドはありませんし、完全予約制で貸切だし、キッズの貸衣装も2点のみ店頭でご用意しておりますが、基本的には私服での撮影です。ウェディングフォトも、お気に入りの私服をお持ち込み頂くことをオススメしています。


フォトスタジオに行くときは、きっと何かしらの「記念」でご利用されることが多いと思いますが、家とは違う場所で、また撮影しているところを覗かれると、、それでなくても頑張って笑っている顔も、もっと硬直しちゃいませんか?
ドレスを着て変身してみたい乙女心を叶えてくれるスタジオさんが、たくさんある中で、私服での撮影をオススメしているのは「ナチュラル(自然)であること」を思うからです。“ありのまま”とか“等身大で”なんですが、、

プロセスを切り取ってはいけないと思うんです。「記念」に辿り着くまでに必ずお1人お1人ストーリーがあって、今日を迎えられている。そのプロセスを紡ぐことを怠っちゃいけない。華やかなお衣装も、もちろん素敵で思い出になるけれど、記念に着飾ることよりも「祝う」気持ちを持っていることが自然だと思うのです。
なので、リヒトでの撮影は、ご要望に合わせてスタジオの光の使い方も変えますしディスプレイも変更します。







せめてもの想い。

写真にはよく“せめて”の手段として、選択肢に並ぶことが多く、特にウエディングなどでは写真は2番手です。
結婚式をしない方も増えてきましたが、それも着飾ることの面倒くささからだと思います。花嫁さん達とはゆっくり話せない距離の高砂席、決まった人しかお祝いの言葉を述べれない&ほとんど聞いていないスピーチ、誰の顔色を見ればいいのかわからないゲスト選び。など、、そういう言葉に出来ない面倒くささから解放されるのが、写真。だから、“せめて写真は記念に撮っておいて”と願われる親御さんも多いのでしょう。



私自身、何度か結婚式へ列席してきましたが、結婚式はとてもいいです。リアルタイムの感動はすごい。写真に携わるお仕事でありながら、写真を撮ることをあまりしない時間でした。笑
だからこそ、写真に出来ることは、限られていると痛烈に感じました。本当にその場面しか、ないから。写真は一瞬を切り取るのですが、一瞬だけを写せば終わりではないです。ちゃんと、プロセスを繋がなければなりません。
どんな「せめて」が込められているのか、「あえて」を選択出来る立ち位置に存在出来るように、空間作りのこだわりは、怠ってはいけないと感じているのです。


随分と、熱弁してしまいましたが(笑)
アニバーサリーサロンリヒトは、アニバーサリーと言っているだけあって、“おめでとう”をいう機会が多く、祝福の場面に立ち会わせて頂くことが多いです。
マルシェでも、
いいものに出会えてよかったねー!
いい人に出会えてよかったねー!
お嫁入り先が見つかってよかったねー!
“やった、やった!!”スタッフ内ではよく言ってたり(笑)

有名でもない個人店のリヒトですが、祝福のタイミングに私達がお役に立てることがあるならば、そこに向けて日々細部にまでこだわり、微調整をしていく。
このマルシェで作家さん、お越し下さったお客様より教えて頂きました。ここから、どう動いていくかですね。

また、来年に開催予定です。反省・課題点は山盛り、、。1つずつ消化していきながら、次回レベルアップして皆様にお会い出来ますように。

ありがとうございました!

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