【研究Note】いい写真ってどんな写真?


私達の祖父はカメラが好きで、事あるごとに写真を撮ってくれている人でした。
今思えば、決して、上手と言われるような写真ではなく、ネガフィルムでの撮影で画質がいいわけでもなく、ブレている写真も混ざっているけど(笑) 祖父が撮影してくれた好きな写真がたくさんあって。
リヒトカメラマンは小さな頃から、穴が開くんじゃないか?という程に祖父が撮ってくれた写真をじっくり見て育ち、私達3姉妹の分厚いヒンジアルバムには、祖父の写真で埋め尽くされています。
きっと当時祖父は懸命に「私達を撮ろう」としてくれていたのだろうなと思います。




SNSが生活に密着している今は、写真に触れる機会が増えましたよね。
また「いいね!」機能があることによって、カメラマンやフォトグラファーではなくても、誰かに評価してもらう感覚も体感出来る環境にもなりましたし、無意識のうちに評価する感覚も覚えたように感じます。
私はSNSはどこまでいってもやはりコミュニケーションの場だと思っているのですが、やっぱり評価が気になる場でもあって、正直投稿をした日は反応が気になってしまいます(笑)



写真の良し悪しは完全に個人の感覚に、また観る人の感覚に完全に委ねられ、評価の基準自体も人によって違うものです。
“いい写真が撮れない” “写真下手はだから”と思っていても、 いい写真かどうかは見る人によって違いますし、同じ気温の中にいても人それぞれ体感温度が違うように、感じることも人それぞれなんですよね。
SNSの場面はじっくり見るというよりかは情報を見る感覚で、その情報に反応していることが多いような気もします。偶然の遭遇が多く、衝撃を受けることもしばしばあったりして。「いい写真」かというよりは「いい情報」かどうかとして、受け取っているかもしれませんね。




随分と前置きが長くなりましたが(笑)
今、明治安田生命で『マイハピネス フォトコンテスト』という企画があるのをご存知ですか?
私は最近まで知らず、知り合いから教えてもらったのですが、エントリーをされた方もいらっしゃるかもしれませんね。


“しあわせな瞬間”は誰かに評価されることで成り立つものではありませんし、受賞されなかったからと言って決してダメな写真ではありません。
ですが、エントリーをすることによって、自分のしあわせな瞬間って?何をもっていい写真というのか?誰かのしあわせの瞬間は、自分にとってどう感じるのか?しあわせの瞬間を、どう写すのか?また誰かは、どう写したのか?
普段、流れるようかに見る写真を、じっくり見て確かめる機会になると思います。

マイハピネス フォトコンテスト

家族のふれあい、夫婦やカップルの愛情、成人・結婚といった人生の節目のよろこび、
仲間や友人と頑張った感動・思い出など、“しあわせな瞬間(とき)”を撮った写真が対象です。
家族、恋人、友人などと2人以上、もしくは動物と一緒に撮影した写真をご応募ください。
引用元:https://www.my-happiness.com/c_contest.html




また、堺市西区では第22回西区写真展の作品募集を募集されています。

西区写真展

西区写真展は、わがまちの特性の再発見と区民の郷土愛、地域愛の向上を図ることを目的として、平成10年から毎年開催し、今回で22回目になります。
西区内で撮影した心に残る風景、行事、人物、ペットなどを題材とし、西区の魅力を表現したもので、概ね1年以内に撮影されたもの。
引用元:https://www.city.sakai.lg.jp/nishi/machizukuri/kuiki/shashinten.html


これまで、正直あまりコンテストなどには興味がなく、応募を考えたこともありませんでしたが、調べてみると色んな所で色んな形で企画されています。写真をしっかり見てもらう場は、設けられているのですよね。
いい写真をエントリーすればいいのですが、一概にいい写真の定義は難しく、またテーマに沿っているかどうか。
コンテストの存在を意識した時、私にはまだまだ想像力が足りていないなと感じました。
写真は偶然なのか?必然なのか?正直わかりませんが、「ありとあらゆる点から見てみる」私には想像力・見る力を養うことの重要性。写真だけでなく、人としても。

祖父が撮ってくれた私が好きだと思う写真を、祖父はどう思いながら、どんなことを想像しながら撮影をしてくれていたのか、、また、どんな写真が撮れた時「いい写真」だと見ていたのか、、この年になって少し聞てみたくなりました。



あなたもぜひ一度コンテストに応募することを、考えてみて下さいね。
ご紹介させて頂いたコンテスト・写真展への応募は1月31日までです!(笑)




投稿者:kamiya

ピカイチのマイペースさで、それぞれの「役割」を生かすことを常に考えている。
狭く深くマニアックに極めるマネージャー姿に、Familyは天性だと誇りを持つ。
ちょっとケアレスミスがあるが、それを微笑んでもらえる愛くるしさがある3姉妹の次女。
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