アニバーサリーサロンリヒトは堺市の鳳にあるのですが、スタジオ近くには「鳳公園」や「アリオ鳳」があったりと、暮らしに密接している中に所在します。
近くにあるけど、これまで撮影に行ったことがなかった鳳公園へ、カメラマンと私ふたりで撮影の練習に行ってきました!
15時頃だったので、暑さも手伝ってか公園にはあまり人が居らず、ふたりで広ー々と(笑)
撮りたいものと撮れるもの
鳳公園は歩いたり、体を動かしたりするに丁度いい!環境が整えられていて、 春には桜が綺麗に咲き誇り、秋になるとイチョウで遊歩道が染まります。
でも、写真映えがしやすい環境かと言われれば、正直…(!?) 写真映えしやすいように作られた場所ではないので、当たり前ですが、、(笑)
さて、一番はじめにパッと目が付いたのは、入り口にある青々と茂った木とベンチの組み合わせ。
「並木道っぽくて、いいね!」
と、思ったのですが、木の高さや本数、その後ろにあるアリオとの距離を考えると、緑だけを写すのは厳しい。
だとしたら、アリオを環境として受け入れてみる。(笑)
すると、、アリオの鉄骨の感じから少し「都会っぽさを感じさせる公園」という1枚になりました。
この時、シャッターを切る寸前まで、赤い車が信号待ちをしていたのですが、、その時に撮れていたら、もっと都会っぽさを感じさせる写真になっていたと思います。
車の重なり具合や、1台のみの方が綺麗だったかな~とか、私個人的に作品としては「惜しいな〜」というのが正直な感想ですが、でも、鳳の街の特徴が、この1枚から伝わってくるので好きな写真です。ただ、完璧ではないなと思います。笑
それから、ベンチに座ってみました、、(笑)
もう少し引きがあって、モデルの目線と合わせてみたらよかったかな〜というのと、もう少し夕日が傾く時間帯に撮れていたら、木の影も遠くに伸びていたでしょうし、モデルの背中だけでなく袖部分まで太陽があたって、「人」を撮っていることがわかる写真になっていたかな。と思いますが、この写真はこの写真で好きです(笑)
今回、「ちょっと行ってみよか~」という軽さで出かけたのですが、カメラを持つとやはりどうしても、作品撮り的な構え方になっていく私達(笑)いい写真が撮りたい。(笑)
特にこうしたロケーション撮りとなると、ある程度の読みが出来ても、予想外の仕上がりになることはしょっちゅうで。
いつ風が吹くのか?
どれだけ太陽の光があるのか?
その時、どれだけの人がいるのか?
どんな場所なのか?
本当にその時の状況によります。だからこそ面白くて楽しいのですが、環境を把握しながらカメラで撮った時のことも予測しなくてはなりません。
だから、今回のように完璧じゃない写真も生まれます。でも、完璧じゃなかったとしても、好きな写真ってあるのです。
もちろんカメラマンとしては常にいい写真を撮らなければいけませんが、好きな写真が存在していてもいいのではないかな~と思ったり。
何を伝えたいのか?
以前にも いい写真=センスがいい=「写したい(撮りたい)ものが、わかるようにデザインする感覚」 だと、生意気に語ってみたりしましたが(笑)
私たちはありのままを撮影させていただくことが、大前提です。でも、何を撮りたいのか?伝えたいのか?を考えて、情報を整理する必要があると思っています。基本的にスタジオ撮りの私たちだからこそ、予想が付きにくい環境(自然)に飛び込んで洗礼を受けに行ったり(笑)完璧じゃない写真を撮りながら、いい写真を撮れるよう精進です!!