「お母様の白無垢をご着用ご希望」でいらっしゃった花嫁様Kさん。
これまで、ウエディングドレスのお持ち込みや和装ではお振袖・訪問着・産着などのお持ち込みくださる方には出会ってきましたが、打掛のお持ち込みは初!長年に渡って保存されてきたことはもちろん、ご着用できる状態であることへの驚きと、そして、何よりもその白無垢に袖を通されることをご希望される想いに感動してしまっていた私です。同時に、着付けさせていただくことに光栄でありながらも、もの凄くプレッシャーも感じておりました(笑)
そんな、ちょっぴり珍しいお持ち込みをして下さったI様ご夫妻は、花婿様のお茶目なトークに対し花嫁様Kさんの華麗なるツッコみは夫婦漫才かのようにテンポが良く、お会いするといつも笑っていらっしゃる印象で。
お仕度中やドレス選びなどをしている合間に、おふたりの思い出のエピソードやお互いの存在感についてお伺いすることがあるのですが、花婿様Dさんは「1歩後に立ってくれる。自分をまず立ててくれる。物知りの花嫁様Kさんを尊敬している。」と仰られていて、、
ご両親様がいらっしゃる前で花嫁様Kさんへ贈られたメッセージは、恥ずかしさがありながらも、きちんと言葉にされたDさんはとてもかっこよく!! KさんがDさんを大黒柱として1歩前へ引き立てられること、おふたりの息がぴったり!であるのは、こうしたお互いを尊敬するところから滲み出ているのだと学ばせていただきました。
撮影の合間で「はちゃけたやつ、おふざけしたのん撮れた?十分できた?」と花嫁様Kさんが花婿様Dさんに確認のパスをキッカケに「これしよか!(笑)」と嬉しそうなDさん(笑)
今回ドレス→白無垢→色打掛とお着替えもあり体力勝負な時間でもあったと思いますが、 こちらからのリクエストにも快くお応えくださり、前夜にご準備をして来てくださったアイテムを使ったりと、撮影を最後まで笑って楽しく走り切ってくださったおふたり。 また、常々Kさんの細やかなお気遣いにスタッフ達の方が活力をいただきました!
(撮影は涼し気な表情をしている様に見えるけど、実は意外と体力が必要だったりします、、、(笑))
(ちなみにこの日は、自前のサーキュレーターまでもお持ち込みくださいました(笑))
生きているとしんどくて辛い時も、なかなか吹っ切れない時あると思います。けれど、時間は誰しも共通して止まることはなく、過ぎていく。
相手が笑えない時、笑えるようになるまで自分が優しく微笑み続けられるI様ご夫妻なんだろうなぁと思います。
笑い合える人とのこれからの時間が、家族として温かく広がっていきますように。
この度は撮影をさせていただきまして、誠にありがとうございました!
また、笑顔たっぷりなおふたりにお会い出来ます日を楽しみにしております。
ゲスト様よりメッセージ