「心」が動く写真



当スタジオで撮影をさせていただくことが多いテーマの1つに《プロフィール・宣材写真》があります。
免許証などは証明写真としての規定に準じたお写真になるかと思いますが、名刺やHPのプロフィールページなどで使用するソロ写真はカジュアルに撮影をされることもあるかと思います。緊張してる中で、ぱぱっと撮影されたお写真だったり、ご自身が納得いっていない写真写りだけど…なんてことも、多々あったり!?(笑)


ですが、撮影テーマの通り、自身を紹介する写真。この写真こそ、丁寧に撮る重要性を感じています。
今回、撮影をさせていただいたNさんはソロでのお写真はご成人記念の時を最後に撮っていらっしゃらないとのこと。「ドキドキわくわく緊張です(笑)」なんて仰られながら、どんなイメージで撮りたいか?どんなシーンを必要としているのか?事前打ち合わせをさせていただきました。



先述したように、プロフィールは自身を紹介する写真。どんな服装であるか?だけで、がらりと印象は変わるものです
Nさんは「引き締まったスーツ姿」から始まり、「盛装なワンピース姿」「カジュアルファッションの姿」へと着替えられながら、シーンも合わせて変えていきながら撮影していきました。


Nさんは比較的、ご自身の見せ方を知っていて、わかっていらっしゃると思います。
ちょっとした首の角度や姿勢、表情の使い方はNさんらしさで溢れていましたね。その「らしさ」は自然だから感じるし、無理をしていない。
私たち人は無理をしていると無意識に不自然さ、違和感を覚えます。違和感が大きければ大きいほど誤解が生じてしまったり、受け入れるということが難しくなります。少し大袈裟な話しかもしれませんが、そのくらい「無理」は伝わるものなのです。



写真で見ているのと実際に会って話してみるのとでは若干、印象が違ってくることは致しかたないことだと思いますが、なるべくこの違和感は少ない方がいい。
じゃあ、どうやって自然な「らしさ」を表現する?それは、自分自身を知ることだと思います。

Nさんはこれまでたくさんご自身と向き合ってこられ、「こんな自分も」「こんな自分も」「こんな自分も」ひっくるめて「これが私」だと、そう仰られるようになるまで、決して楽で簡単なことではなかった。
自分自身が投げ出しそうになった時でも、見放すことなく寄り添い続けてくれた大切な人たちの存在がいてくれたから、最後の最後で自分を奮い立たせることが出来た。

明るくてハツラツとしたNさんの笑顔は、本当に素敵です。その魅力は今、Nさんが無理をすることなくご自身を受け止めてあげているからだと思います。また、「1人じゃないということを、あなたにも伝えたい。知っていてね。」という、優しく力強いエネルギーがNさんから放たれていらっしゃるからでしょうね。


「Nさんに会いたい」と思える、そんな小さな希望が抱ける写真でありますようにと、願いを込めて。
撮影をさせていただきまして、誠にありがとうございました!



ゲスト様よりメッセージ

タイトルとURLをコピーしました